二十四史 『史記』に始まる中国の正史 / 岡本隆司
史記、漢書、三国志など中国各王朝の歴史を記した正史は、統べて二十四史とされる。本書は起源から現代まで中国史根本史料の姿を描く史記、漢書、三国志、後漢書……元史、明史。中国では、前王朝の歴史を次の王朝が国家をあげて編纂することが多かった。これらは「正史」とされ、統べて二十四史と呼ぶ。中国史の根本史料でありここから歴史が記されてきた。<br /> 本書は、正史の起源から現代まで、各正史の特徴や意義、書史を追う。さらに、清史をめぐる中華民国と中華人民共和国の編纂の対立、元史の改定など、時の政治の影響を受けた問題なども記す。<br>岡本隆司
中央公論新社
2025年04月
ニジユウシシ
オカモト タカシ
/