集団はなぜ残酷にまた慈悲深くなるのか 理不尽な服従と自発的人助けの心理学 / 釘原直樹

一人だったら絶対にやらない悪事を、なぜ集団は行ってしまうのか。一方でなぜ集団は極限状態でも助け合うのか。集団の光と闇を解明。企業不祥事が報道されると、「自分だったら絶対にやらないのに」と思う。<br />だが、実際にその立場になると、個人ならば絶対にしない悪事でも多くの人は不承不承、あるいは平気でやってしまう。<br />人はなぜ集団になると、簡単に同調・迎合し、服従してしまうのか。<br />著者は、有名な服従実験や同調実験の日本版を実施、その心理構造を探る。<br />一方、タイタニック号遭難など、緊急時に助け合い、力を発揮するのも集団の特性である。集団の光と闇を解明する。<br>釘原直樹
中央公論新社
2025年04月
シユウダン ハ ナゼ ザンコク ニ マタ ジヒブカク ナル ノカ
クギハラ ナオキ
/