アッシリア全史 都市国家から世界帝国までの1400年 / 小林登志子

イスラエルの民を虜囚にし、敵対民族を残酷に処刑したとして、アッシリアは『旧約聖書』では悪役として有名だ。<br />しかしバビロニアの先進文明に学び、交易を行い、長きにわたって栄えた。<br />紀元前2000年に生まれた小さな都市国家が他国への隷従などを経つつも、シャルマネセル三世、サルゴン二世などにより勢力を拡大。<br />世界帝国となるが、急速に衰微し、前609年に瓦解するまでを、軍事・宗教・社会など多面にわたって描く。<br>小林登志子
中央公論新社
2025年01月
アツシリア ゼンシ
コバヤシ トシコ
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