戦後フランス思想 サルトル、カミュからバタイユまで / 伊藤直

哲学と文学を股に掛け、フランス、そして世界へと自らの思想を世に問うた彼らの軌跡。第二次世界大戦後、ナチ・ドイツから解放されたフランスの思想界には綺羅星の如き群像が台頭。サルトルを筆頭にカミュやボーヴォワール、メルロ=ポンティ、バタイユらが次々と作品を世に問い、論戦を繰り広げた。本書は、彼らが哲学と文学を架橋するかたちで活動を展開した点などに着目。実存主義が世を席巻し、知識人や芸術家の政治的社会参加(アンガジュマン)が促された時代精神を描き出す。<br>伊藤直
中央公論新社
2024年04月
センゴ フランス シソウ
イトウ タダシ
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