災害の日本近代史 大凶作、風水害、噴火、関東大震災と国際関係 / 土田宏成
日本や世界各地で続発した巨大災害の実態から、復興、政治経済への影響、国際間支援まで、戦争だけではなかった日本近代の現実を描く東北大凶作、関東大水害、桜島大噴火、東京湾台風、そして関東大震災……。百年前の日本は、戦争だけでなく、自然の猛威により膨大な被災者を出していた。この時期は、世界各地でも巨大災害が続発。諸外国との支援をめぐる交渉が活発化し、“一等国”となった日本はその対応に迫られていた。本書は、巨大災害の実態から、対応、復興、影響、国際関係まで、民衆と国家の双方の視点から記していく。戦争で語られがちな日本近代のもう一つの現実を描く。<br>土田宏成
中央公論新社
2023年07月
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