関東軍ー満洲支配への独走と崩壊 / 及川琢英
張作霖爆殺事件や満洲事変など、統制から外れて行動した関東軍。なぜ「独走」したのか。新資料・研究を踏まえ、多角的に分析する。関東軍は、一九二八年の張作霖爆殺事件や一九三一年の満洲事変など、日本政府・陸軍の統制から外れて行動し、多くの謀略に関与したことで知られる。今や「独走」の代名詞として悪名高いが、なぜそのような組織になったのか。これまでの戦史・外交史研究に、中国側の史料も踏まえ、組織制度、軍人の個人的特性、満洲の現地住人について分析する。関東軍の誕生から崩壊までを、日本そして中国東北部の視点から迫る。<br>及川琢英
中央公論新社
2023年05月
カントウグン
オイカワ タクエイ
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