田中耕太郎 闘う司法の確立者、世界法の探求者 / 牧原出 著
昭和前半の激動期、学界・政界・司法と多様な場で奮闘。特に最高裁長官在任十年で、戦後日本を形作ったカトリックの自由主義者の生涯戦前、論壇人、東大教授として大学自治を守ろうとした田中耕太郎。戦後は文相に就き、教育基本法制定に尽力。復古主義・共産主義を排し新憲法を強く支持した。参院議員を経て最高裁長官就任後は10年の在任中、松川・砂川事件など重要判決を主導、「反動」と誹られながらも脆弱だった司法権を確立。退任後は国際司法裁判所裁判官に選出される。激動の時代、学界・政界・司法の場で奮闘し戦後日本を形作ったカトリックの自由主義者の生涯。<br>牧原出 著
中央公論新社
2022年11月
タナカ コウタロウ タタカウ シホウ ノ カクリツシヤ セカイホウ ノ
マキハラ イズル
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