韓国併合 大韓帝国の成立から崩壊まで / 森 万佑子 著
日露戦争以降、大韓帝国は日本に外交・内政などを徐々に掌握され植民地となる。その軌跡と実態とは。今もなお続く日韓間の論争も追う日清戦争で清が敗北すると、朝鮮王朝は清の「属国」から離脱し大韓帝国を建国、皇帝高宗(コジョン)のもと独自の近代化を推進した。だが、帝国日本は朝鮮半島での利権を狙い同地を蚕食していく。日露戦争下、日韓議定書に始まり、1904〜07年に三次にわたる日韓協約によって外交・財政・内政を徐々に掌握、10年8月の併合条約によって完全に植民地化する。本書は日韓双方の視点から韓国併合の軌跡を描く。今なお続く植民地の合法・不法論争についても記す。<br>森 万佑子 著
中央公論新社
2022年08月
カンコク ヘイゴウ
モリ マユコ
/