国造−大和政権と地方豪族 / 篠川 賢 著

古墳時代から飛鳥時代の地方行政のトップが国造である。有力豪族が任命されたが、謎も多い。歴史や制度等、知られざる実態を解説する古墳時代から飛鳥時代にかけて地方行政のトップにあったのが、有力豪族が任命された国造(くにのみやつこ)である。だが、その実態についてはよくわかっていない部分も多い。本書は、稲荷山鉄剣銘に刻まれた「ヲワケ」や、筑紫の磐井など国造と関連する豪族、記紀の記述を紹介しつつ、国造制は、いつ施行されたどのような制度で、いつ廃止されたのか、また律令制下の国造とはどのような存在であったのかなどを解説する。<br>篠川 賢 著
中央公論新社
2021年11月
クニノミヤツコ ヤマト セイケン ト チホウ ゴウゾク
シノカワ ケン
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