南北朝時代 / 会田大輔
北魏の華北統一から隋の中華再統一までの150年。遊牧民による北朝と漢人貴族社会による南朝が興亡を繰り広げた激動の時代を活写。中国の南北朝時代とは、五胡十六国後の北魏による華北統一(439年)から隋の中華再統一(589年)までの150年を指す。北方遊牧民による北朝(北魏・東魏・西魏・北斉・北周)と漢人の貴族社会による南朝(宋・斉・梁・陳)の諸王朝が興っては滅んだ。北朝と南朝の抗争や、六鎮の乱や侯景の乱といった反乱が続き、仏教弾圧や専制君主による「暴政」も頻発した一方、漢人と遊牧民の文化が融合した転換期でもあった。激動の時代を活写する。<br>会田大輔
中央公論新社
2021年10月
ナンボクチヨウジダイ
アイダ,ダイスケ
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