ドイツ・ナショナリズム 「普遍」対「固有」の二千年史 / 今野 元 著
イツは欧州で主導権を握り影響力を高めるが、他国にも「正しい」行動を求める姿勢には反発も強い。メルケル後の欧州はどうなるのかアメリカの世界覇権が陰りを見せるなか、欧州で主導権を握り、存在感を増すドイツ。しかし英仏など周辺国からの反撥は根強い。そこには経済をはじめとする国力の強大化への警戒感だけでなく、放漫財政を指弾し、難民引き受けや環境保護を迫るなど、他国にも西欧的=「普遍」的価値観に照らして「正しい」ことを求めるドイツの姿勢がある。二千年にわたる歴史を繙き、ドイツはいかにしてドイツとなったのかをさぐる。<br>今野 元 著
中央公論新社
2021年10月
ドイツ ナシヨナリズム
コンノ ハジメ
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