藤原仲麻呂 古代王権を動かした異能の政治家 / 仁藤 敦史 著
他氏を粛清し実権を掌握。官職を全て中国風に改名し、藤原嫡系の准皇族化など大胆な政策を推進。王権簒奪をも目論んだ恵美押勝の生涯古代王権が安定した奈良時代に現れた異能の権力者・藤原仲麻呂。叔母・光明皇后の寵愛の下、橘奈良麻呂の変などで兄や他氏を粛清し実権を掌握。中国への憧憬から官職名をすべて唐風に改め、藤原嫡系に「恵美」姓を賜り准皇族化を推進、自ら恵美押勝と名乗った。養老律令の施行、新羅への外征計画を進める中、怪僧道鏡を慕う孝謙上皇と対立。武装蜂起を試みるが敗死する。息子らを「親王」と呼ばせ、王権簒奪をも目論んだ恵美押勝の生涯。<br>仁藤 敦史 著
中央公論新社
2021年06月
フジワラノ ナカマロ
ニトウ アツシ
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