Ｔシャツの日本史 / 高畑鍬名

Ｔシャツの裾をインするかアウトするか、それが問題だ。裾さばきの歴史的変遷から、日本の若者を覆う同調圧力の謎を解く、画期的な書裾さばきの歴史的変遷から、日本の若者を覆う同調圧力の謎を解く。<br />古来、Ｔシャツはずっと日本史の死角にあった。<br />日本の若者たちは、まわりの友達と同じようにＴシャツの裾をさばかないと「みっともない」「ださい」と言われ、笑われてしまう世界に生きてきた。<br />しかし、未だかつてインとアウトの変遷や構造を説明する者はいなかった。<br />だから考えたいのだ。この呪いを解く方法を。<br />Ｔシャツの日本史を書くこと。<br />それは日本で発生した同調圧力の遍歴を書き留めることだ――<br>高畑鍬名
中央公論新社
2025年08月
テイ−シヤツノニホンシ
タカハタクワナ
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