「蒲団」の時代 自然主義とは何だったのか / 木村洋
中年男が赤裸々に性欲を告白した『蒲団』。厭世・煩悶・虚無を描く自然主義文学が、富国強兵の時代に起こした革命の全貌を読み解く。「能力主義」と「旧道徳」に戦いを挑んだ明治の文学者たち! 田山花袋に代表される「自然主義」は、富国強兵と立身出世の時代に、厭世・煩悶・性欲・虚無などの人間の暗部をあるがままに描いた。これまで「非社会的な文学」と批判を集めてきたこの企てが、じつは窒息寸前の社会を再生した一大精神運動だったことを、本書は膨大な文献調査から明らかにする。誰も知らなかった文学史!<br>木村洋
新潮社
2026年04月
フトンノジダイ
キムラ,ヒロシ
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