外務官僚たちの大東亜共栄圏 / 熊本史雄
「無謀な構想」の本丸は、軍部でも右翼でもなく外務省だった! エリート官僚たちが陥った「誤算の40年」を外交史料から炙り出す。国際派エリートたちは、どこで道を間違えたのか? 日露戦で満蒙権益を獲得した日本は、その維持を最重要課題として勢力拡張に舵を切る。だが国益追求に邁進する外務省は、次々と変化する情勢の中で誤算を重ね、窮地を打開するため無謀な秩序構想を練り上げていく。小村寿太郎から幣原喜重郎、重光葵まで、国際派エリートたちが陥った「失敗の本質」を外交史料から炙り出す。<br>熊本史雄
新潮社
2025年05月
ガイムカンリヨウタチノダイトウアキヨウエイケン
クマモトフミオ
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