本居宣長 「もののあはれ」と「日本」の発見 / 先崎彰容
和歌と古典を通して日本の精神的古層を掘り起こした「知の巨人」。波乱の半生と後世の研究をひもとき「もののあはれ」論を一新する。日本思想史を画す「知の巨人」。その肯定と共感の倫理学とは。中国から西洋へ、私たち日本人の価値基準は常に「西側」に影響され続けてきた。貨幣経済が浸透し、社会秩序が大きく変容した18世紀半ば、和歌と古典とを通じて「日本」の精神的古層を掘り起こした国学者・本居宣長。波乱多きその半生と思索の日々、後世の研究をひもとき、従来の「もののあはれ」論を一新する渾身の論考。<br>先崎彰容
新潮社
2024年05月
モトオリ ノリナガ モノ ノ アワレ ト ニホン ノ ハツケン
センザキ アキナカ
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