死にかた論 / 佐伯 啓思 著

日本人は「死」にどう向き合うべきなのか。西洋との違い、仏教の影響、私たちの古層にある死生観――社会思想の大家による渾身の論考私はどのように死ねばよいのか? 七十歳を過ぎた稀代の思想家が、自らのこととして死と向き合った。欧米の「生命尊重主義」では、とてもじゃないが穏やかに死ねない。ヒントは古からの日本人の死生観にあるにちがいない。自然信仰を探り、日本仏教の「死と生」の関係を見る。西洋とは全く違う「死にかた」を知った時、私たちは少しばかり安心して旅立てる。<br>佐伯 啓思 著
新潮社
2021年05月
シニカタロン
サエキ ケイシ
/