未完の西郷隆盛 日本人はなぜ論じ続けるのか / 先崎 彰容 著

アジアか西洋か。天皇か革命か。福澤諭吉から司馬遼太郎・江藤淳まで、西郷に仮託し近代化の是非を問い続けた思想家たちの一五〇年。明治維新は「国のかたち」を間違えた――。アジアか西洋か。道徳か経済か。天皇か革命か――日本人はいつも自らの理想とする「国のかたち」を西郷に投影し、「第二の維新」による「もう一つの日本」の実現を求めてきた。福澤諭吉から中江兆民、頭山満、丸山眞男、橋川文三、三島由紀夫、江藤淳、司馬遼太郎まで、近代化の是非を問い続けてきた思想家たちの一五〇年。<br>先崎 彰容 著
新潮社
2017年12月
ミカン ノ サイゴウ タカモリ ニホンジン ワ ナゼ ロンジツズケル
センザキ アキナカ
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