生命の内と外 / 永田 和宏 著

生物は「膜」である。閉じつつ開きながら、必要なものを摂取し、不要なものを拒む。「境界」から見えてくる、驚くべき生命の本質。私たちの命は、どのような働きで維持されているのか? 生物はあたかも「膜」のようである。内と外との境界で閉じつつ開きながら、必要なものを摂取し、不要なものを拒み排除している。恒常性(ホメオスタシス)とは、そうして生命を維持させていくシステムのこと。身体のあらゆる箇所で機能している緻密で考え抜かれた生命の本質を、日本を代表する細胞生物学者が平易な言葉で説く。<br>永田 和宏 著
新潮社
2017年01月
セイメイ ノ ウチ ト ソト
ナガタ カズヒロ
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