黒澤明の羅生門 フィルムに籠めた告白と鎮魂 / P.アンドラ 著
海外でまたクロサワが発見された。震災、廃墟、肉親の不慮の死、再生など世界的監督の真のメッセージを解き明かす映画評論の決定版。監督の実体験を不朽の名作に昇華させた過程を読み解く世界初の試み。ヴェネツィアとアカデミー賞を制し、「世界のクロサワ」を決定付けた屈指の名作『羅生門』。事件の真相が闇に葬られ、人のエゴが浮き彫りにされるといった普遍的なテーマを描きながら、ストーリーと細部には監督が目のあたりにした震災と兄の死など個人史と鎮魂のメッセージが刻まれていた。「日本でなく、外国で書かれたことに嫉妬を覚える」と研究者に言わしめた決定版映画論。<br>P.アンドラ 著
新潮社
2019年05月
クロサワ アキラ ノ ラシヨウモン フイルム ニ コメタ コクハク ト チンコン
アンドラ ポ−ル P
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