性の歴史 4 / M.フーコー

人間の性と欲望に関する概念は歴史的にどう形作られてきたのか。現代思想の泰斗の遺稿を編集した最終巻、没後三十余年でついに刊行。現代社会はなぜ性について饒舌なのか。没後三十余年を経て、最後の主著完結。我々はどのように自らを「欲望する主体」として形成したのか。生殖、貞節、結婚といった概念についての初期キリスト教の教父たちの文献を詳細に検討し、厳格な規則を背景にした自己への省察と告白に基づく「欲望の解釈学」の成立を見る。性に関する言説の氾濫を起点として始まったフーコーの考察が、この最終巻でついに完結する。<br>M.フーコー
新潮社
2020年12月
ニク ノ コクハク
フ−コ− ミシエル M
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