処女の道程 / 酒井 順子 著
時代と共に移り変わる「処女の価値」を追うことで、日本女性の地位、性意識のみならず、社会構造の変遷をもあぶり出す、革新的女性論低調⇒堅調⇒高騰⇒ストップ安⇒? その「市場価値」は日本を映す鏡だった。信仰しろ、超越しろ、死守しろ、早く捨てろ、と議論を呼んできたナゾ概念「処女」。実家に住む未婚女を意味したこの語は、なぜセックスと結びついたのか。万葉の時代から令和まで、千二百年にわたる処女と貞操の価値を追うことで、女性の地位や性意識のみならず、この国の空気をも炙り出す、笑いと刺激に満ちた「性のクロニクル」誕生!<br>酒井 順子 著
新潮社
2021年02月
シヨジヨ ノ ドウテイ
サカイ ジユンコ
/