江戸の犯罪録 長崎奉行「犯科帳」を読む / 松尾晋一
殺人、姦通、喧嘩、抜け荷・・・現存する随一の江戸時代の犯罪記録、長崎「犯科帳』。詳細な読みから見えてきた江戸時代の「リアル」江戸時代の「大都会」長崎。200年、全145冊の記録が明らかにする時代の素顔!<br>抜荷発覚を恐れて自害した犯人の死体を塩漬けで保存。死骸を磔/心中相手を刺殺するも自分は死にきれず、自首して斬首に/奉行所から障子を盗み出したところを見つかり死罪/漁師のはえ縄が引き上げた銀子から抜荷が発覚。犯人は全員死罪/偽銀作りで親が死罪・獄門。子どもは縁座で遠島/遠島先で人を殺して死罪/1人の女が3人の男と密通。女を巡って刃傷沙汰を起こした男2人は刎首獄門、もう1人の男は陰茎切、女は鼻そぎ/密通相手の男を斬殺した夫はお咎めなし。密通した妻は死罪。<br><br>松尾晋一
講談社
2024年10月
エド ノ ハンザイロク
マツオ シンイチ
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