フーコー・ドゥルーズ・デリダ / 蓮實重彦
ニューアカ台頭前の70年代、フランス現代思想の巨人の代表作を巡って紡がれた「三つの物語」。「批評」とは何かを示す歴史的名著。『言葉と物』、『差異と反復』、『グラマトロジーについて』。いまや古典となったフランス現代思想の名著をめぐって展開するこの「三つの物語」は、日本でニュー・アカデミズムが台頭する直前、1978年に衝撃とともに刊行された。フーコー、ドゥルーズ、デリダという哲学者が登場するものの、本書は哲学の概説書でも研究書でもない。それは思考の物語であり、「批評の実践」であり、「作品」を読むことの物語である。瑞々しく、極限までそぎ落とされた文体で、いまだ「読むことのレッスン」を体現し続ける批評家の、比類なき名著。<br>蓮實重彦
講談社
2022年11月
フ−コ− ドウル−ズ デリダ
ハスミ シゲヒコ
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