枢密院 近代日本の「奥の院」 / 望月 雅士 著

大日本帝国憲法にだけ存在し、新憲法では廃棄された枢密院とは何か。新書初、いまだ謎多きその存在の創設から廃止まですべてを描く。「仮普請」の近代国家=明治日本。未熟な政党政治の混乱から「国体」を護るための「保険」として、枢密院は創られた。しかし「制度」は、制度独自の論理により歩みはじめる。そしてついにはようやく成熟し始めた政党政治と対立し、政治争点化する。伊藤博文による創設から第二次世界大戦敗北、新憲法成立による消滅まで、その全過程を描く、新書初の試み。<br>望月 雅士 著
講談社
2022年06月
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モチズキ マサシ
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