久保田万太郎の俳句 / 成瀬 櫻桃子
小説家・劇作家として一家を成しながら生涯句作を続けた万太郎。自身が創刊した俳誌「春燈」の継承者が哀惜を込めて綴る万太郎賛歌。湯豆腐やいのちのはてのうすあかり<br>神田川祭の中をながれけり<br>なにがうそでなにがほんとの寒さかな<br>小説家・劇作家として大成した万太郎は、10代より亡くなる直前まで、俳句を作り続けた「文人俳句」の代表的俳人でもあった。本書は、万太郎が創刊・主宰した俳誌「春燈」の継承者が、その俳句の魅力と技術、交友関係までを哀惜と畏敬の念を込めて綴った名著であり、万太郎俳句のすぐれた入門書でもある。俳人協会評論賞受賞作。<br>成瀬 櫻桃子
講談社
2021年08月
クボタ マンタロウ ノ ハイク
ナルセ オウトウシ
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