ニーチェ 道徳批判の哲学 極限の思想 / 城戸 淳 著

叢書「極限の思想」刊行開始! ニーチェはなぜ、道徳を批判したのか。そして、生の意味を肯定するとは、どういうことか。大澤真幸・熊野純彦両氏の責任編集による新たな叢書、ついに刊行開始!「自らの思考を極限までつき詰めた思想家」たちの、思想の根源に迫る決定版。21世紀のいま、この困難な時代を乗り越えるには、まさにこれらの極限にまで到達した思想こそ、参照に値するだろう。<br>本書は、ニーチェの道徳批判に焦点を当てる。ニーチェは道徳を批判した。今ある道徳を改善するためではない。われわれの道徳意識を「キリスト教道徳」と規定し、これに対して一切の価値転換を迫る。では、なぜ批判したのだろうか。正義や同情をどう考えればいいのだろうか。主として『道徳の系譜学』を中心に読み解き、ニーチェ哲学の魅力と射程に迫る。<br><br>【目次より】<br>第一章 歴史と系譜学<br>第二章 ルサンチマン<br>第三章 良心と禁欲<br>第四章 生の価値と遠近法<br>城戸 淳 著
講談社
2021年11月
ニ−チエ ドウトク ヒハン ノ テツガク キヨクゲン ノ シソウ
キド アツシ
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