ヴァレリー 芸術と身体の哲学 / 伊藤 亜紗

なぜヴァレリーは引用されるのか。作品という装置について、時間と行為について、身体について語られた旺盛な言葉から読む哲学。習慣として早朝の数時間、一日のうちいちばん「非社会的」な時間に書き続けられたというヴァレリーの言葉。<br>膨大な量のそれは人間の生の実相へと肉迫する。作品が装置であるとはどういうことか。時間と行為の関係とは? 詩が身体を解剖するとは? <br>ヴァレリーのテクストを丹念に読み込み、そこから描き出された芸術と身体と生の関係。<br>著者の美学・身体論の出発点となった記念碑的力作。解説・細馬宏通。<br><br>伊藤 亜紗
講談社
2021年01月
ヴアレリ− ゲイジユツ ト シンタイ ノ テツガク
イトウ アサ
/