馬鹿と嘘の弓 / 森博嗣/著

悪いのは、誰か? 持つ者と持たざる者。ホームレスの青年が、人生に求めたものとは。 探偵は匿名の依頼を受け、ホームレス青年の調査を開始した。対象は穏やかで理知的。危険のない人物と判断し、嵐の夜、街を彷徨う彼に声をかけた。その生い立ちや暮らしぶりを知るにつれ、何のために彼の調査を続けるのか、探偵は疑問に感じ始める。<br> 青年と面識のあった老ホームレスが、路上で倒れ、死亡した。彼は、1年半まえまで大学で教鞭を執っていた元教授で、遺品からは青年の写真が見つかった。それは依頼人から送られたのと同じものだった。<br>森博嗣/著
講談社
2020年10月
バカ ト ウソ ノ ユミ コウダンシヤ ノベルス モ?F?54
モリ,ヒロシ
講談社ノベルス モF?54/