不可視都市 / 高島 雄哉 著

不可視都市が分断した世界で、恋人たちは再会を信じ奔走する。『ランドスケープと夏の定理』が激賞されたハードSFの新旗手が登場!西暦2109年。正体不明の存在〈不可視都市〉によって、突如あらゆる交通網とインターネットが遮断され、人々は少数の巨大都市圏に閉じ込められて暮らしていた。<br>〈世界の不可視化〉ーーそう呼ばれる災禍のなか、数学者の相原青夏は、離ればなれになった恋人の暗号研究者・堤紅介との再会を願い奔走する。青夏は中国に、そして紅介は月面基地にーー二人は38万4400キロの彼方へと引き裂かれていた。<br><br>〈不可視都市〉誕生に秘められた“裏の科学史”の深奥にたどり着き、この分断された世界で、恋人たちは再びめぐり会えるのかーー。<br><br>ハードSFの新たな旗手が贈る“超遠距離恋愛SF”、ここに登場!<br><br>高島 雄哉 著
講談社
2020年03月
フカシ トシ
タカシマ ユウヤ
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