雲をつかむ話/ボルドーの義兄 / 多和田 葉子 著
読売文学賞と芸術選奨文科大臣賞を受賞の「雲をつかむ話」、まずドイツ語で発表、後に日本語で小説化した「ボルドーの義兄」を収録。とつぜん届いた犯人の手紙から、「雲づる式」に明かされる、「わたし」の奇妙な過去――読売文学賞と芸術選奨文部科学大臣賞をダブル受賞した傑作長篇「雲をつかむ話」。レネの義兄モーリスの家を借りるためにハンブルグからボルドーへ向かった優奈――言語・記憶・意味・イメージの間をたゆたう断章が収斂する「ボルドーの義兄」。『献灯使』で全米図書賞を受賞し、いま世界でもっとも注目を集める日本人作家の贅沢な作品集。<br>多和田 葉子 著
講談社
2019年04月
クモ オ ツカム ハナシ ボルド− ノ ギケイ
タワダ ヨウコ
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