物理学と神 / 池内 了 著

物理学は神を殺したか? アリストテレスから量子力学まで、科学は至高の存在といかに対峙してきたか。軽妙に語られる驚きの科学史!かつて神の存在証明を果たそうとした自然科学は、その発展とともに神の不在を導き出した……というのは、本当だろうか? 現代物理学の描く世界からは、宇宙に最初の一撃を与え、サイコロ遊びに興じる至高の存在はいまだ消え去っていないのではないか? 古代ギリシアから近代科学の黎明、そして量子力学まで、「神という難問」に対峙し翻弄される科学の歴史を、名手が軽妙かつ深く語り切る。唯一無二のサイエンス・ヒストリー!<br><br>【本書の内容】<br>第一章 神の名による神の追放<br>第二章 神への挑戦―悪魔の反抗<br>第三章 神と悪魔の間―パラドックス<br>第四章 神のサイコロ遊び<br>第五章 神は賭博師<br>第六章 神は退場を!―人間原理の宇宙論<br>第七章 神は細部に宿りたもう<br>第八章 神は老獪にして悪意を持たず<br>池内 了 著
講談社
2019年02月
ブツリガク ト カミ
イケウチ サトル
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