養生の智慧と気の思想 貝原益軒に至る未病の文化を読む / 謝 心範 著

貝原益軒が江戸庶民に向けてまとめた『養生訓』。中国由来の「気」の世界観と未病を善とする文化の果実たる書に養生思想の真髄を読む「酒は微酔にのみ、花は半開に見る」――儒者として医者として古典漢籍を総覧し本草学に通暁する貝原益軒が到達した「養生」の要諦である。人間が本来持っている「寿(いのちながき)」性質を、日常生活で現実のかたちにするにはどう生きたらいいのか。古代中国から日本へ連綿と続く「気」の世界観に支えられた未病を最善とする養生文化。江戸時代の貝原益軒『養生訓』に結実した大いなる智慧を読む。<br>謝 心範 著
講談社
2018年11月
ヨウジヨウ ノ チエ ト キ ノ シソウ カイバラ エキケン ニ イタル
シヤ シンハン
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