写生の物語 / 吉本 隆明
短歌(謡)の起源以前を考えることは、短歌(謡)の死後を考えることに等しい−−根源的に問われ続ける詩的表現の歴史と現在。『万葉集』や『おもろさうし』に特徴的でその後は顧みられなくなった語法、子規や啄木など明治期歌人の試み、また塚本邦雄・岡井隆といった現代前衛歌人の新作、そして俵万智『チョコレート革命』に至るまでの短歌(謡)表現を貫くものは何か? 起源以前と死後を等価とし、表現を緻密に追いつづけることで見えてくる豊穣な世界。<br>吉本 隆明
講談社
2017年04月
シヤセイ ノ モノガタリ
ヨシモト タカアキ
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