東京の横丁 / 永井龍男/〔著〕
生い立ちを語る滋味あふれる随筆に、死を見据えた短篇小説「冬の梢」を収録した、永井龍男最後の名品集。「おれは二、三日うちに死ぬ気がする。晩飯の支度なんか放っておけ。淋しいからお前もここに座って一緒に話でもしよう」<br>妻にそう語りかけた数日後、永井龍男は不帰の人となった。<br>没後発見された手入れ稿に綴られた、生まれ育った神田、終の住処鎌倉、設立まもなく参加した文芸春秋社の日々。<br>死を見据えた短篇「冬の梢」を併録した、最後の名品集。<br>永井龍男/〔著〕
講談社
2016年09月
トウキヨウ ノ ヨコチヨウ コウダンシヤ ブンゲイ ブンコ ナ?D?8
ナガイ,タツオ
講談社文芸文庫 なD8/