白鳥随筆 / 正宗 白鳥

近代日本文学の中で独自の地位を築いた作家、正宗白鳥。その孤高の視点と、言文一致が心地よい文体を愉しめる随筆を坪内祐三が厳選。「すべて是路傍の人であると思いながら、すべて無縁の人であると思いながら、私はその感じに終始していないで、路傍の人々と一しょに闘技場に出ているのであろう」究極のニヒリストにして、八十三歳で没するまで文学、芸術、世相に旺盛な好奇心を失わず、明治・大正・昭和の三時代にわたって現役で執筆を続けた正宗白鳥。その闊達な随筆群から、単行本未収録の秀作を厳選。<br><br><br>「すべて是路傍の人であると思いながら、すべて無縁の人であると思いながら、私はその感じに終始していないで、路傍の人々と一しょに闘技場に出ているのであろう」<br>究極のニヒリストにして、八十三歳で没するまで文学、芸術、世相に旺盛な好奇心を失わず、明治・大正・昭和の三時代にわたって現役で執筆を続けた正宗白鳥。<br>その闊達な随筆群から、単行本未収録の秀作を厳選。<br>正宗 白鳥
講談社
2015年05月
ハクチヨウ ズイヒツ
マサムネ ハクチヨウ
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