近代日本の右翼思想 / 片山 杜秀 著
躓きの石としての天皇 超克されざる「近代」<br>――近代日本のパラドクス<br><br>革命への赤き心は、なにゆえ脱臼され、無限の現状肯定へと転化されなければならないのか。躓きの石としての天皇、超克されざる「近代」――北一輝から蓑田胸喜まで、西田幾多郎から長谷川如是閑まで、大正・昭和前期の思想家たちを巻き込み、総無責任化、無思想化へと雪崩を打って向かってゆく、近代日本思想極北への歩みを描く。<br><br>[本書の内容]<br>●「超―国家主義」と「超国家―主義」<br>●万世一系と「永遠の今」<br>●動と静の逆ユートピア<br>●「口舌の徒」安岡正篤<br>●西田幾多郎の「慰安の途」<br>●アンポンタン・ポカン君の思想<br>●現人神<br>片山 杜秀 著
講談社
2007年09月
キンダイ ニホン ノ ウヨク シソウ
カタヤマ モリヒデ
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