首塚の上のアドバルーン / 後藤明生/〔著〕
マンションの14階から語り手は、開発によって次第に変化する遠景の中にこんもりとした丘を見つけ、それが地名の由来となった馬加(まくわり)氏の首塚と知る。以来テーマはひたすら首塚の探索となり、新田義貞の首塚から、さらに『太平記』『平家物語』のすさまじい首級合戦へとアミダクジ式につながり、時空を越えて展開する。<br>〈第40回芸術選奨文部大臣賞受賞作〉<br>後藤明生/〔著〕
講談社
1999年10月
クビズカ ノ ウエ ノ アドバル?ン コウダンシヤ ブンゲイ ブンコ
ゴトウ,メイセイ
講談社文芸文庫/