愛の生活・森のメリュジーヌ / 金井美恵子/〔著〕
今日の人間存在の不安と表現することの困難を逆転させて細やかで多彩な空間を織り成す金井美恵子の、泉鏡花文学賞作など秀作10篇。《わたしはFをどのように愛しているのか?》との脅えを、透明な日常風景の中に乾いた感覚的な文体で描いて、太宰治賞次席となった19歳時の初の小説「愛の生活」。幻想的な究極の愛というべき「森のメリュジーヌ」。書くことの自意識を書く「プラトン的恋愛」(泉鏡花文学賞受賞作)。今日の人間存在の不安と表現することの困難を逆転させて、細やかで多彩な空間を織り成す、金井美恵子の秀作10篇。<br>金井美恵子/〔著〕
講談社
1997年08月
アイ ノ セイカツ モリ ノ メリユジ?ヌ コウダンシヤ ブンゲイ ブンコ
カナイ,ミエコ
講談社文芸文庫/