テレーズ・デスケルウ / フランソワ・モーリア

 自分の夫の毒殺を計ったテレーズは、家の体面を重んじる夫の偽証により免訴になった が、家族によって幽閉生活を強いられる。絶対的な孤独のなかで内なる深淵を凝視するテレーズは、全ての読者に内在する真の人間の姿そのものなのだろうか―─遠藤周作がノーベル賞作家フランソワ・モーリアックと一心同体となって、昂揚した日本語に移しかえたフランス文学の不朽の名作。<br>フランソワ・モーリア
講談社
1997年05月
テレ−ズ デスケルウ
フランソワ モ−リアツク
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