さようなら、ギャングたち / 高橋源一郎/〔著〕
青春のもの哀しいリリシズム、生理、感覚を快いリズムで表現したポップ文学の傑作。群像新人長篇小説賞優秀作。詩人の「わたし」と恋人の「S・B(ソング・ブック)」と猫の「ヘンリー4世」が営む超現実的な愛の生活を独創的な文体で描く。発表時、吉本隆明が「現在までのところポップ文学の最高の作品だと思う。村上春樹があり糸井重里があり、村上龍があり、それ以前には筒井康隆があり栗本薫がありというような優れた達成が無意識に踏まえられてはじめて出てきたものだ」と絶賛した高橋源一郎のデビュー作。<br>高橋源一郎/〔著〕
講談社
1997年04月
サヨウナラ ギヤングタチ コウダンシヤ ブンゲイ ブンコ
タカハシ,ゲンイチロウ
講談社文芸文庫/