小説太平洋戦争   3 / 山岡 荘八

 開戦当初のはなばなしい戦果に酔った日本軍も、しだいに苦境に追いこまれる。山本五十六(いそろく)の「緒戦は勝つが長びけば……」の言葉は、現実となりつつあったのだ。ミッドウェー、ガダルカナル──日ごとに疲弊の度を増す戦力をかかえて、軍隊という巨大組織の統率者は、また兵士は、いかなる戦争を闘ったか。<br>山岡 荘八
講談社
1986年12月
シヨウセツ タイヘイヨウ センソウ 3
ヤマオカ ソウハチ
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