徳川慶喜   1 / 山岡 荘八

 激動の幕末から維新を“水戸精神”で生きた最後の徳川将軍慶喜の苦渋にみちた半生──。黒船の来航は、長い間鎖国を続けてきた日本を動揺の渦に巻きこんだ。幕府内は開国派と攘夷派の対立が深まり、将軍継嗣問題も持ち上がって、超非常事態を迎える破目となる。この時の流れに、慶喜の胸中を走るものは……。<br>山岡 荘八
講談社
1986年10月
トクガワ ヨシノブ 1
ヤマオカ ソウハチ
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