日本の禍機 / 朝河 貫一

日露戦争後から第二次世界大戦に向かっていく祖国日本の動きを憂え、遠くアメリカからエール大学教授・朝河貫一が訴えかける!世界に孤立して国運を誤るなかれ──日露戦争後の祖国日本の動きを憂え、遠くアメリカからエール大学教授・朝河貫一が訴えかける。歴史学者としての明解な分析に立って、祖国への熱い思いが格調高く述べられ、読む者の心に迫る。彼の忠告も空しく、軍国主義への道をつき進んだ日本は、戦争、敗戦へと不幸な歴史を辿った。日米の迫間(はざま)で、日本への批判と進言を続けた朝河。彼の予見の確かさと祖国愛には、今もなお学ぶべきものが多い。<br>朝河 貫一
講談社
1987年04月
ニホン ノ カキ
アサカワ カンイチ
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