歌集 日在浜 / 日高堯子
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季節感や自然の景観が変化し、希薄になっていく生活の中で、歌を詠むことの意味を思いつづけた日々――しかし不思議なことに、つくる歌は軽くなり、遊びのような歌が湧いてくるのを楽しんだという感覚もあった。海潮のひぐらしひびきひとときもとどまらぬ寂寞のなかなる日在 <br>妖精のすでにをらざるこの庭の壊れた椅子にわれはすわつて<br>うつくしい夕べを信じよ ばらばらな手脚なれ生きるはなつかしきなり<br><br>
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