超高層の憂鬱 歌集 / 桜井京子/著

かつて職場とした都心の二十二階に蹲っていた闇。そして今日も海べりのマンションの二十一階に住む憂鬱。滑りやすい鏡の上の、腐敗とも希望ともつかぬ日常を抱え、「明日はきっと」と海に向かって歩く。かつて職場とした都心の二十二階に蹲っていた闇。そして今日も海べりのマンションの二十一階に住む憂鬱。滑りやすい鏡の上の、腐敗とも希望ともつかぬ日常を抱え、「明日はきっと」と海に向かって歩く。<br>