歌集 ホモサピエンスの卵 / 標珠実
月や星との語らいにひかりを手繰るファンタジー。 知と詩情の程よいバランス、冒険心も時折顔を出し読む者を新たな世界へ誘う。 (春日いづみ)二人称をなんて訳そう「きみ」と呼ぶには少しだけ足りない夜だ<br>しんしんと塩を欲る朝 喉ふかく陸生という哀しみあふれ<br>閉じてしまったピアスホールに針を刺すもう一度鳥になれますように<br>ミロの絵のひとつの眼玉と目があってあなたもさびしい人なのですね<br>高揚する(あがる)靴より柔らかい靴ポストモダンポストモダンとステップを踏む<br><br><br><br>