マルクス資本論 第3巻 / 佐々木隆治
「儲け」のメカニズムに切り込む第3巻こそが、資本論の核心である! 未完に終わった難読の書を最新の草稿研究によって明快に読み解く。大好評『マルクス 資本論』の続刊。「資本主義的生産は、人間や生きている労働の浪費家である」<br>『資本論』第1巻の草稿を書き終えたマルクスが次に取り組んだのが、「儲け」のメカニズムに切り込む第3巻だった。産業資本主義が生産し、実現した剰余価値はいかに分配されるのか? 最新の草稿研究によって明快に読み解く解説書の決定版!<br><br>不平等の拡大、気候変動対策の停滞、インフレの加速。人々の生活の苦しみが増し、経済システムにたいする批判が高まりつつある今も、資本主義はそのシステムをより強固にしているかに見える。資本家と労働者の間に権力構造が発生するのはなぜか? 現代社会の混沌とした状況を解き明かし、危機を克服するためには、「儲け」のメカニズムを徹底的に分析する第3巻が要となる。マルクスも完成を見ることなくこの世を去った難読の書を明快に解説。<br>佐々木隆治
角川書店
2024年01月
マルクス シホンロン 3
ササキ リユウジ
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