四季の創造 日本文化と自然観の系譜 / シラネ ハルオ 著

長く厳しい夏と冬、度重なる天災にもかかわらず、日本人はなぜ、生活や文化において季節を重視してきたのか。和歌文学が創造した「あるべき四季と自然」像や、都市と里山の関係で育まれた自然観の系譜を描き出す。■第26回 山片蟠桃賞 受賞<br>■第1回 日本研究国際賞 受賞<br><br>自然に親しみを感じ、日常生活や文化のあらゆる場所において季節を重視する日本人。現実には、長く厳しい夏と冬、度重なる天災に悩まされてきたにもかかわらず、なぜ調和的な自然観が人びとの感性に根付いたのか。そして、権威ある和歌文学によって「あるべき四季と自然」像を構築した貴族たちは、いかにして絵や調度、衣装のなかに再現された「二次的自然」を愛でたのか。都市と里山の関係において育まれてきた自然観の系譜を描き出す。<br>シラネ ハルオ 著
角川書店
2020年05月
シキ ノ ソウゾウ ニホン ブンカ ト シゼンカン ノ ケイフ
シラネ ハルオ
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