社をもたない神々 / 神崎 宣武 著

山に、川に、森に、道ばたに、八百万の神は我々と共にいた。代々続く社家の神主を務めてきた民俗学の泰斗が、各地に残る原初のカミたちの足跡を探索。いま急速に失われつつある「日本のかたち」を伝え残す。歳神・田の神・山の神・塞の神・地神・産神・産土神――ご先祖様たちが広大な自然や日々の営みから見出し、崇め祀り、連綿と子孫に託してきたものとは何か。<br>「我われの民俗学は、先学の落とした落穂を拾うようなもの」。師・宮本常一の言葉に導かれるように、日本各地に残る原初の多様なカミたちの足跡を探索。代々続く吉備・宇佐八幡神社の神主として、半世紀にわたり古神道(民間神道)を実践してきた著者が、いま急速に失われつつある「日本のかたち」を伝え残す。<br><br>序章――自然に宿る神々の群れ<br>第一章 歳神と田の神<br>第二章 原初に神体山あり<br>第三章 神宿る樹木とその森<br>第四章 境を守る「塞の神」<br>第五章 地神・産神と産土神<br>終章――まじないと流行神<br>神崎 宣武 著
角川書店
2019年01月
ヤシロ オ モタナイ カミガミ
カンザキ ノリタケ
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